下記は6月3日に書いた記事ですが当時沢山の人からご連絡頂いた記憶があります。
僕もこの時はネットで色々調べたので、またいつかの時代のために残しておきたいと思うのでよろしくお願いします。
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・SNSで世界は変わるのか
・insideoutを今週中に聴いてくれ
・人種差別はなくなるのか?
ども、しろです!
ふと寝付けなくて見たインスタグラム。
真っ暗な画面に違和感を覚えハッシュタグを調べる。
これ、昼間にラジオで聴いた話だ。
さて、どうなっているのだろう。
#blacklivesmatter
#blackouttuesday
何が起きたかはハッシュタグを調べればわかるので調べて欲しい。
興味を持たない知識は全く入ってこないので何が起きたか調べてみよう。
1度この文章を止めて調べてみてください。
調べて見て、言えることは#blacklivesmatterの背景には2013年での大きな事件が関係していて、今回いきなり使われた言葉ではないことだ。

・SNSで世界は変わるのか?
毎日飽きることなく眺め、投稿するSNS。
自分の声はいつだって小さい。
そう思わせてくれるSNSでの、今回ハッシュタグを使っての多くの投稿。
僕のしているフリースタイルバスケットボールはもろにブラックカルチャーの影響を受けていて、
その関係もありSNSでの繋がりもそう言った人達が多く、このハッシュタグを見かけた事により調べ直した。
調べ直したというのが僕にとってはとても価値のある事で、
SNSが世界を変えれるかわからないし、人を変えれるかもわからない。
が、「自分の周りには届けれる」
これには非常に重要な意味があったんだと思う。
SNSにはよく分からず発信する人も数多くいて、色々調べて今回のハッシュタグをつけてやったわけではないだろう。
思想をのせて、強い気持ちで書き込んだ訳ではないだろう。
ただ、沢山の人がそうあったおかげで僕は今回改めて調べ直そうと思えた。
小さな声でもみんなが小さな声をあげれば届く事がある。
これに関してはSNSの持つ力だと思う。
変えれるかは別の話。届けてみよう。

・insideoutを今週中に聴いてくれ
さて、様々なラジオを聴いてる中から昔からお気に入りのラジオblock.fm。
その中からHIPHOPをメインとしたラジオinsideout。
6/2の朝に何気無く聴いてると今回の話をしていた。
作業をしながらだったので、なんとなくこんな事が海外で起きたんだな。っていう感覚。
それがその日の夜にSNSを見て、事件と一気に結びつく。
不思議な気持ちになりながら、ネットでニュース調べながらラジオを聴き直す。
「調べる事」
これを僕は非常に大事にしていて、
#以前検察庁法制案に抗議します
もSNSで非常に話題になったが、何かしらの気持ち悪さを感じていた。
SNSで言葉や事件が流行る時に、気持ち悪い感覚を受けるのはそれについて自分自身が知らないからだろう。
事実調べてみて、ハッシュタグから受けた印象と全く違う内容だった。
気持ち悪さは残ったが調べた事でスッキリした。
調べなかったらなんとなくやな気持ちだけ残ったのだろう、便利な時代に一つのニュースを見て情報を仕入れる事の怖さがあり。
便利だからこそ沢山の記事を読んでみて自分なりの判断をするのがいいのだろう。
僕が今回この事について書こうと思ったのも夜に色々調べてみて、朝もまだ心に引っかかっていたので書いてみるしかないとなった。
今回はinsideoutのおかげで現地の情報、HIPHOPに深い見識のある人達の言葉も重なって、沢山の考えを持つ事が出来たので是非聴いてみてください。
暴動が取り上げられがちですが、
アリアナちゃんも言っていましたが平和なデモも報道して欲しい。
怒りも悲しみも優しさも沢山の記事を見てみてください。

・人種差別はなくなるのか?
世界中の賢すぎる人が考えてきたのにも関わらず、2020年まだ根強くある。
日本人には宗教と同じでじっくり考える時間や、身近に感じれる時は少ないのかも知れない。
ただ黒人と白人だけでなく日本人やアジア人もイエローだって馬鹿にされる事はあり、国外に出たら、一瞬にして人種差別はあるな。
って感じる事がある。
体験談だが20歳の頃ストリートボールに憧れ、聖地ハーレムにてユースホステルに泊まりながら120st.〜160st.あたりにいた事がある。
カナダで3ヶ月過ごしていたが、英語の発音はもちろん上手くない。
コーヒーショップでコーヒーを買おうと店に入るが、冷ややかな目。
アジア人が入ってきただけで、警戒を全員からされるのを感じながら並んで自分の番を待つ。
メニューを選ぶのは楽しい。
何を頼むか考えながら自分の番に来て、飲んでみたいドリンクを頼む。
とても嫌な顔をされて、何言ってるかわからない。の手振り。
仕方がなくコーヒーを頼む。
全く同じ身振り手振り、そしてそのまま
「next」の一声。
この声のトーンと顔は忘れる事が出来ないなー。
順番を飛ばされ、恥ずかしい思いと悔しい思いをして、何も買えずにその場を去った。
その日はとても暗い気持ちになって、バスケットをする気になれなかった。
1人で隅でフリースタイルをしていた記憶はある。
ただ何も恨んでないし、今思うと笑い話になっている。
英語が上手く喋れなかった時のエピソードとして、笑える話になっている。
この時僕が世界を人種を恨んでしまったら、もちろんこうはならない。
僕は挑戦した身だったから、余計に大丈夫だったのかも知れない。
異国の地で1人強くあろうとしたから、あの日の冷たさは挑戦の力をもらった。
ただあの時、もし黒人の店員さんが日本人の僕の英語の発音がわからなくても、丁寧にゆっくり接客してもらって、コーヒーを買う事が出来たなら
最高にピースなエピソードでもある。
この体験談を聞いてどう思うか?
悲しいか?
英語喋れないのにハーレムいくな!っ思うのか?
色々思うかもしれませんが一つ言えるのは
ただの僕の体験談です。
日本人と黒人の話ではないのです。
でも全ての事を人種に置き換えて、捉えてしまったらきっと上手くいかなくて。
この体験が日本人は黒人社会では弾かれる。
こう思ってしまってはいけない。
そう思ってしまう瞬間も確かにあるけど、ただの個人と個人。1人と1人の話。
僕は人種差別においてはそう思うようにしています。
人種じゃなくて合わない人もいるし、合う人もいる。
そういうものだ、くらいに考えている。
ただこれまでの歴史的背景がこんな簡単な話ではないのも分かってる。
僕の好きな漫画「ベルセルク」を書いている三浦健太郎さん作画の「ジャパン」という漫画がある。
この漫画の最後の方のシーンで言葉は違うがこんな感じのシーンがある。
「相手がビンタで済ましてるうちは笑って流せるが、首を絞められて今にも死にそうな時はどうする?…戦うだろ?今はそういう時だ」
争いは何も生まないと豪語する人に向かって放った言葉です。
今の黒人の怒りはこのようなものなのかも知れない。
人と同じ気持ちではいつだっていれないが、わかろうとする気持ちはいつだって出来る。
僕は文章を書く事によって、今とてもスッキリしている。
人種差別がなくなるかわからないが個人の話ではなくなる。
SNSは届ける事が出来るし、個人間では世界を変えれるかもしれない。
こんな事が言いたかったです。
では最後に、僕がNYCにいた頃の最高のエピソードで話を締めたいと思います。
NYCではとんでもなく大きい公園セントラルパークがあります。
そこを散歩中に何処からともなく音がしました。
楽器の音か?そんな事を思いながら、
音につられて歩いていく。
すると、少し開けた場所で黒人の老紳士がサックスを吹いていた。
リアルブルージャイアントです。
その絵はとんでもなくカッコよく、この方がいない方がこの公園は違和感があるのではないか?そのくらい公園とマッチしていた。
しばらく聴いてると白人の親子が立ち止まり、娘ちゃんに耳打ち。
娘ちゃんは5歳にもなってなかったかな?
駆け足でサックスを吹く、黒人の老紳士に近寄りチップを入れる。
少し立ち止まる白人の娘ちゃんに、サックスの手は止めずに笑顔だけ光らせたあの光景も忘れられない。
写真があったはずだが見つからず、悔しい思いをしたので、日本人の僕が白人の子供とバスケした時の写真で締めたいと思います。
2005年の写真なので時効でしょう。

ピース。
テキスト(6/3)
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■SHIRO(しろ)プロフィール
SHIRO
1985.6.23
出身 静岡
FREESTYLE歴 16年
2006年バンクーバーから帰国。
FREESTYLE TEAM「MSDK」を結成。
2007年プロとして活動を開始、日本で1番最初にレッスンをスタート。
2010.2011とチーム日本一ニ連覇。
2009 NBA ALLSTAR WEEKENDへの招待。
自主主催大会STREETSLAMやbac to pecなどを開きFREESTYLEシーンへの拡大も試みている。
また、2007年からFREESTYLEのLEESSONを行い、2016.2017年と中国の世界大会のジャッジを務める
受賞歴
日本一決定戦チームバトル2010.2011 優勝
日本一決定戦2009関西優勝、2011東海優勝、2014東海優勝、2016東海優勝
STREETSLAM ドリブルバトル2010.2011優勝
bac to pec ドリブルバトル 2014.2015.2016.2018.2019 準優勝